ヒト
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KYOTOHOOP（きょうとふーぷ）は、京都府域のヒトと場所、文化芸術と地域の輪を育む『京都府地域文化創造促進事業』の情報サイトです。地域文化を大切にしながら新しい文化も生まれ続ける。そんな有機的な地域社会が持続するよう、活力となる情報を皆様に発信してまいります。
※各地域の「ヒト」「場所」は、地域アートマネージャーが取材をし、順次掲載していきます。
京都府最北部に位置する丹後地域は、天橋立、伊根湾、経ヶ岬、夕日ヶ浦等、人々を魅了する自然景観に恵まれています。丹後の気候・風土が育む自然や食に関わる農林水産業や観光業に加え、織物・機械金属業等ものづくりの伝統・技術が息づいています。古代には「丹後王国」として独自の繁栄をしていたとも言われ、浦島太郎や徐福等、数多くの伝説や民話が存在するほか、重要伝統的建造物群保存地区の「伊根浦舟屋群」や日本遺産『丹後ちりめん回廊』があり、歴史・文化のロマンがあふれる地域です。
京都府北部、丹波山地の山々と日本海に囲まれた中丹地域では、豊かな自然を背景とした歴史と文化が育まれてきました。古墳時代には由良川流域を中心に数千基の古墳が築かれ、平安時代には山岳寺院、鎌倉時代には府北部唯一の国宝として知られる光明寺二王門が建立されました。戦国時代には、福知山では明智光秀が福知山城を、舞鶴では和歌等にも通じた文化人・細川幽斎が田辺城を築き、城下町が栄えました。明治時代には、旧海軍の舞鶴鎮守府が舞鶴市に置かれ、赤れんが倉庫群は日本遺産として日本近代化の歩みを今に伝えています。
京都府中部の南丹地域は、大都市に近接し、京都市内への通勤通学者も多く、高い利便性を有しながらも、豊かな森林や田園風景に恵まれた「森の京都」の魅力が詰まった地域です。古くから京の台所を支えてきた食の宝庫でもあります。京阪神地域等へのアクセスの良さを背景に、高い技術力を有する多種多様なものづくり企業が立地し、環境やものづくり、建築、医療等様々な専門分野にわたり特色ある大学や大学校等が集積していることから、産学公連携による人材育成、食や農の分野における産業イノベーションも期待されています。
京都府の南部に位置する山城地域は、京都・奈良・大阪を結ぶ歴史的文化地域です。奈良時代の平城京と平安時代の平安京の両文化の影響を受けながら発展し、『万葉集』をはじめ、『源氏物語』や『平家物語』にも縁の深い地域で、歴史的文化遺産が数多く残されています。また、暮らしや地域産業に結びついたお茶文化など、山城ならではの豊かな文化に恵まれています。けいはんな学研都市など、企業や研究施設が集まり最先端の科学技術が生み出されるエリアと、茶畑景観など日本の原風景ともいえる豊かな文化資源を持つ農山村エリアが混在する多様な地域特性を有しています。
