木の板に白と黒で描かれた4本足の生き物を、道路や公園などの公共空間に放牧(展示)する《羊飼いプロジェクト》(1998〜)などを展開しています。展示される絵はもちろん、展示するという行為自体や作品が展示される空間で起こる出来事全てをひっくるめた「作品」です。
今は《羊飼いプロジェクト》で世界一周することを目標に、これまでの多彩な活動を通じてできた世界中の友人たちの手を借りて、プロジェクト実施候補地をリサーチしています。
直近の仕事に、岩手県大船渡市の防潮堤を、三陸の海をイメージした青のタイルと地域の子どもたちとのワークショップで制作したモザイクタイルで装飾する《三陸ブルーラインプロジェクト》(2022年)があります。
(記事執筆:宮下忠也(京都府地域アートマネージャー・南丹地域担当))