1952年舞鶴市生まれ、在住。幼少期から絵を描くことに没頭し、看板絵師になることを夢見ていた。舞鶴で自動車工場にて働いた後に独立し、自身の会社「カーペイント・ヒトミ」を始める。車の板金修理や、車体へのペイントを生業として活動しながら、8年ほど前に舞鶴での海岸散歩で、とある流木と出会い、流木アートを始める。西舞鶴にある「いさざ会館」の用務員、浦岡さんとの出会いを通じて、本格的に制作・展示を行うようになる。毎日のように海岸へと赴き、拾った流木の形からインスピレーションを得て、流木の声を聞き、自然や動物・海洋生物から怪獣、宇宙人など、実在のものから架空のものまで、素材を活かした造形を行う。

【出展歴】
2016「西舞鶴国際アートフェス2016」個展(いさざ会館)
2021「平成美術:うたかたと瓦礫デブリ 1989–2019」出展(京都市京セラ美術館)
2023「福知山イル未来と2023~夜をあそぶ~」出展

記事掲載日|2023年10月13日

(記事執筆:朝重龍太(京都府地域アートマネージャー・中丹地域担当))

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クリエイターの声(地域の魅力)

舞鶴は、海も川も山もあり、自然がとても豊かで、人間も自然の一部だと考えるととても住みやすく、居心地のいいところです。また、アーティスト・表現者が多く、アーティストのエネルギーを使った“まちおこし”などが出来ると思っています。

推薦者から一言

朝重龍太
京都府地域アートマネージャー・中丹地域担当

流木で作られた怪獣や、宇宙人、様々な動物などが並ぶ、とても不可思議な工房で、作品に近づいて見ると、グネッとした流木の形にそった精巧な細工がなされた生き生きとした作品に圧倒される。どの作品も自然でありつつも、上林さんの丁寧な仕事がみれる。70歳を超えて精力的に活動するその人柄も魅力のひとつ。

WORKS 活動紹介

上林さんの事務所にはたくさんの小作品が飾られている。

流木アートを始めた最初期の作品。流木が蛇の形にみえたことが作品制作を始めるきっかけの一因となった。

上林さんのお店「カーペイント・ヒトミ」の前にはたくさんの作品が飾られている。

流木アート作品。作品の名前はあったり、なかったり、改名されたりする。

流木アート作品。流木の形を活かして作品の形が決まる。

現在、工房では大型作品の制作に取り組んでいる。