京都市生まれ。桐朋女子高等学校音楽科卒業後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院へ留学。一台または二台で奏でるピアノデュオの世界に魅了され、その後、夫となるエルンスト・ザイラー氏と「ザイラーピアノデュオ」を結成。1972年から約45年間、二人で、国内外の小さな会場から大きなコンサートホールまで幅広く演奏活動を行い、クラシック音楽・ピアノデュオの魅力を届けてきた。
1989年に古寺を譲り受け、南丹市日吉町胡麻に「かやぶき音楽堂」として移築再建して「かやぶきコンサート」の開催を開始。
また、パートナーと音楽を奏でるピアノデュオの喜びを知ってもらうべく、1998年から、ピアノデュオのコンクールを開催。
現在も、誰かとともに音楽を楽しむ喜びを伝え続けている。
(記事執筆:杉 愛(京都府地域アートマネージャー・南丹地域担当))