アイカ クラフト AIKA CRAFT

  • 秋鹿陽一
  • 秋鹿惠美子

宮津市今福

夫・秋鹿陽一(1982年静岡県生まれ神奈川県育ち)、妻・惠美子(1983年生、兵庫県川西市出身)の夫婦で作陶。夫婦とも陶芸の世界に惹かれ、高校卒業後、京都伝統工芸専門学校へ入学。学校の同期として出会い、滋賀県信楽町の別々の製陶所へ就職、のちに入籍。結婚後は惠美子さんの実家家業へ就職し会社員を務める傍らで、こつこつと作陶を継続。2017年に上宮津へ移住と共に現在の工房を構える。宮津市は恵美子さんにとって父の故郷。帰省の度に父に連れて行ってもらった、海、川、神社など、宮津の街の風景や人に触れる度に宮津の街の美しさを感じていった場所。「宮津の暮らしを映し、生活に溶け込むものづくり」をコンセプトに、宮津の土を釉薬に生かしたり、農と食を表現するような日用品を届けている。

 

(記事執筆:老籾千央)

 

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MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

惠美子さん▶︎子どもの頃に祖父母の元を訪れた宮津には、好奇心を刺激された記憶が詰まっていて、いつか陶芸の拠点を構えるときは絶対に宮津の地を選ぼうと決めていました。原体験を思い返しながら、近くの土を原料に釉薬を配合し、まちの色を表すような作品をつくっています。| 陽一さん▶︎ 食とともにある器、生活に溶け込む器をつくるにあたって「農」も切り離せない営み。工房横の田んぼでは、家族が食べる分のお米を育てています。

推薦者から一言

甲斐少夜子
京都府地域アートマネージャー・丹後地域担当

陶芸の世界に惹かれた10代の頃の気持ちに寄り添って、異なる仕事に携わるあいだも作陶と関わり続けてきた秋鹿夫妻。すべての時間が必然だったかのように、二人の想いを表現するにぴったり馴染むような古民家と出逢い、工房を構えておられます。上宮津の地を訪れ、丹後半島の景色や食と共に、作品に触れてみていただきたいです。

WORKS 活動紹介

オリーブの木に囲まれたAIKA CRAFTの工房

陽一さんのろくろ作業場

ろくろ台の前の窓からは、陽一さん、恵美子さんのお二人で米作りをされている田圃の風景が広がっています。

工房にある什器は恵美子さんのDIYで作られたもの。竹で作られているところに、手作りのぬくもりを大切に作品制作されていることが伝わってきます。

恵美子さんの作品たち。宮津の風景を器に込められています。

陽一さんの作品たち。ご自分の田圃で収穫された稲が刻印されています。