TANIGUCHI Misato 谷口実里

宮津市

※個人情報保護のためマップの位置は市町村の役所です。

1996年宮津市出身。自分の描いた絵が幼稚園で銀賞として飾られたことが嬉しく「大きくなったら絵描き屋さんになる」と文集に記す。以後、漫画絵など絵を描く習慣は継続。一方、小学5年生で受けたいじめをきっかけに学校生活には馴染めず、別室登校を開始。ついに通学も困難となった高校2年生からは、放課後の美術部活動のみ参加。高校2年生の梅雨時期に描いた自画像へ多数の反響があり、日頃の会話では隠してしまう自身の内面を露出する表現として「自分を守るためには、私は絵を描くしかない」と自覚。自身の創作活動の傍らで、絵画教室amedemoを運営。子どもから年配の方まで幅広い年代を対象に、訪問絵画教室やワークショップを開催している。

 

 

(記事執筆:老籾千央)

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MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

自宅の側の砂浜は、よく行く場所。外海の宮津湾は比較的に波も穏やかで、海に浸かっていると「帰ってきたな〜」と不思議な感覚になって癒されます。母、祖母、私の3人で毎日お茶をする祖母の家も大切な場所。変わらない日常の居場所があるから、想像の世界に没頭したり、非日常を楽しむことができるのだと思います。

推薦者から一言

甲斐少夜子
京都府地域アートマネージャー・丹後地域担当

「“歩くポップアート”になりたい!」と言う実里さん。遠くからでも一眼で彼女だとわかる存在感があります。心の奥底に向き合い、感情を描くことの表現が自分が生きることの証と捉えて創作活動をされています。丁寧に感情を観察し、段階を踏んで描かれる絵は正に、彼女の感情そのものです。パフォーマンスでも感情を表現する彼女の今後の表現活動が非常に楽しみです。

WORKS 活動紹介

自宅のアトリエで作品に囲まれてお話をしてくださった実里さん

高校2年生の梅雨時期に描いた作品《depression》

実里さんが使用しているパレット、絵筆、絵の具

“雨でもきっと、見える景色がある”というコンセプトの絵画教室「amedemo」での一コマ

実里さんの大のお気に入りの場所。アトリエから歩いて3分の海岸。対岸には天橋立を臨む。

毎夕、“おばあちゃん家の居間”でお祖母様とお母様とお茶を啜りながら団欒するのが日課だそうです。そのひと時が、日常からインスピレーションを得て描くという表現のルーツになっている様です。