宇治市内で平安時代から続いている伍町通りに位置する中宇治BASEは、築70年の酒店をリノベーションした市民交流拠点かつレンタルスペース。商店街を中心とする中宇治エリアの「まちづくり」を地域の人たちや学生と共に担う、アーバンデザインセンター宇治によって運営されている。
地域の人たちが活用しやすいように設計されたシンプルな空間では、地域のアーティストによる作品展示やワークショップ、雑貨や洋服を販売するマルシェといったクリエイティブなイベントをはじめ、「まちづくり」に関する会議など、中宇治BASEを拠点に古い街並みを未来につなげる様々な取組が行われている。

(記事執筆:西尾晶子(京都府地域アートマネージャー・山城地域担当))

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代表者から一言(地域の魅力)

宮城宏索
アーバンデザインセンター宇治 ディレクター

JR宇治駅から世界遺産の平等院へのルートを検索すると必ず通ることになるのが中宇治エリア。観光客もひっくるめ様々な人がこのエリアを回遊し、中宇治BASEでのワークショップに観光客が飛び入りで参加することもしばしばあります。芸術と親和性の高い中宇治BASEを含むこのエリアが、訪れる人たちにとって「面白いエリア」となり、たくさん歩いてもらえると嬉しいです。

推薦者から一言

西尾晶子
京都府地域アートマネージャー・山城地域担当

周辺のひっそりとした雰囲気とちょっと尖った空気感が交じり合う中宇治BASEの面白さは、「ザ」が付く程の観光地に隣接していることと関係がありそうです。観光地としてのにぎわい作りで満足せず、新たな文化やエネルギーを創り出し、持続的に人を惹きつける場所であろうと知恵を絞る人たちが集う、とても知的な空間です。

SCENE シーン

日本文化を発信するアーティストや職人たちの展示を通して宇治の魅力を発見するイベント「宇治で体感ーお茶の文化ー」(2022年10月)に登場したポータブル茶室。

中宇治エリアを拠点に活動する茶道家の尾上宗西さんから参加者にお茶が振る舞われ、お茶の文化を体感する機会が持たれました。

同イベントでの華道家による展示。

アートを通して多様性や共生社会について考えるプロジェクト「CONNECT⇆_:つながる・つづく・ひろがる」の府域展開事業「CONNECT-EXPAND」(2021年12月/京都府主催)の山城会場の一つとして使われ、内田拓也さん作の陶オブジェなどが展示されました。

学生・技術者・地域住民、それぞれのバックグラウンドを活かし、これまでに中宇治エリアで取得した様々なデータにもとづいた地域の新たなあり方を検討する「アーバンサイエンス・ハッカソン」の様子。