ITOI Fumihiko 糸井文彦

京田辺市

※個人情報保護のためマップの位置は市町村の役所です。

小学校教師を務めながら京田辺市を拠点に活動する、絵本作家・絵本専門士。

少年時代の祖父との思い出を、「おじいちゃんのイカ」という絵本にしたことをきっかけに、絵本作家として、これまでに9冊の絵本を出版。子どものキラキラした表情を描写する作品を中心に、人気を博す。
2021年には、高度な絵本の知識を必要とする絵本専門士の資格を取得し、子どもたちへの読み聞かせや「大人のための絵本講座」などのイベントに多数参加。
「1冊の絵本を介して親子のコミュニケーションが生まれたり、絵本を読むほんの数分、日々の慌ただしさを忘れられる。そんな絵本の魅力を、子どもから大人まで幅広い世代に伝えたい」と、絵本文化を広める活動を行っている。

掲載日|2024年2月1日

(記事執筆:西尾晶子(京都府地域アートマネージャー・山城地域担当))

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MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

25年前の移住時に比べ、京田辺の街の風景は変わったけれど、自然環境も残っていて住みやすいです。 最近は、地域で何かしたい人が集う場所が街中にでき、文化的にさらに発展するのではと期待しています。私自身も、絵本作家や絵本専門士として、地域の人が絵本の素晴らしさと身近に接する場を作れたらと考えています。

推薦者から一言

西尾晶子
京都府地域アートマネージャー・山城地域担当

糸井さんの作品には、誰もが持っている、子どもの頃のキラキラした記憶を呼び起こす力があります。絵本専門士として、様々な絵本に触れ、その奥深さを知る糸井さんだからこそ、日常を離れて作品の世界に入り込む、豊かな読書経験を読者に届けられるのだと思います。自作も含め、絵本の魅力をこれからも多くの人に届けてほしいです。

WORKS 活動紹介

デビュー作となった「おじいちゃんのイカ」。夏休みに、与謝野町に住んでいた祖父の家に滞在した時の、自身の体験がベースとなった作品です。

2023年8月に、京田辺市立中央図書館で開催された原画・作品展の作品とポスター。約1週間で500人以上が来場したそうです。

絵本制作の風景。新作を執筆中。

おすすめの絵本を紹介してくださる糸井さん。「特に子どもたちには、大量の情報の中で良いものを取捨選択する力を付けてほしい」とのこと。

京都府八幡市の絵本カフェ、LA BASE SECRÉTE(ラバーズスクレート)で、糸井さんの作品を集めたブックコーナー。

絵本の読み聞かせには、お父さんと子どもの組み合わせも増えていて、「子育てが終わった(僕のような)おじさんが読み聞かせをすることで、子育て世代のお父さんたちも気軽に絵本のイベントに参加できるのでは」と考えているそうです。