Ujikko Rodoku Gekidan ☆ Genji 宇治っ子朗読劇団☆Genji

〒611-0023 宇治市折居台1-1 宇治市文化センター内

宇治市文化センターを拠点に活動する、小学3年生~高校生が平安装束に身を包んで『源氏物語』をベースにした物語を演じる朗読劇団です。結成10周年を迎えた2022年には、日本の古典文化の普及に貢献した団体等を顕彰する「古典の日文化基金賞」において「未来賞」を受賞。定例公演や「Kyoto演劇フェスティバル」等、宇治市内外で公演を行っています。
地元宇治が舞台となる《宇治十帖》*などに取り組むことで、子どもたちが宇治の歴史を身近に感じ、宇治への誇りを培うと共に、『源氏物語』を未来に伝える役割を子どもたち自身が担っているのが特徴的です。また、衣装や小道具の製作ボランティアなど、子どもたちが生き生きと表現する場を、地域の大人たちが支えています。

 

    *『源氏物語』五十四帖のうちの最後の十帖の通称。主人公の光源氏が亡くなった後の物語で、宇治を舞台に光源氏の子の薫君と孫の匂宮の恋模様が描かれます。

(記事執筆:西尾晶子(京都府地域アートマネージャー・山城地域担当))

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MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

『源氏物語』の世界をリアルに感じられる場所がたくさんあるのが宇治の魅力。(市中心部に位置し日本最古の橋とされる)宇治橋に立ち、ここにいた千年前の人達も『源氏物語』を読んだのかなと想像するだけで感動します。子どもたちには劇を通じて自然と古典に触れてほしいし、地域の人たちにも子どもたちを応援してほしいです。(脚本・演出/中田達幸さん)

推薦者から一言

西尾晶子
京都府地域アートマネージャー・山城地域担当

『源氏物語』の現代語訳を朗読する講座としてスタートした当時、小さな声でボソボソと話す子どもに関係者が抱いた不安に反し、古典の面白さに魅了されていった子どもたちから「次はこんなことがやりたい」という提案がどんどん寄せられるようになり、2022年には活動が10年の節目を超えました。子どもたちが古典を心底楽しむ姿がとにかく頼もしい!

WORKS 活動紹介

第10回記念公演『光る君とかゞやく日の宮』のワンシーン。
光源氏(中央左)との結婚を不満に思う葵上(壇上)を想い、葵上の兄で光源氏の親友でもある頭中将(中央右)が場を和ませようと笑いを誘います。

第44回『Kyoto演劇フェスティバル』出演を控えたリハーサル風景。
“一度始まったら何があっても劇を止めず自分たちの力でなんとかする”をモットーに、台詞が出てこない劇団員には、他の劇団員が助け船を出すなど、協力しながらリハーサルは続けられていました。

脚本・演出の中田達幸さん(子どもたちは”たっちゃん”と呼ぶ)。
「古典を難しく捉えず物語を楽しんでほしい。自分と違う性格の人物を演じることで、その人物の視点から物事を捉え、違う価値観を発見する。そうやって視野を広げて周囲への思いやりを育てる、演劇はそういう訓練にもなる」

2022~23年の第11期は《宇治十帖》をベースにしたオリジナル劇に取り組みます。

小学3年生から劇団で活動する3期生の鳥内咲良(とりうちさくら)さん。
「演出の期待に応えようとがんばっているけど、毎回役を演じるのは難しい。でも1人1人の演技が繋がった時や、自分の長台詞の時に想像で別の景色が見えた瞬間にやりがいを感じる」