「地域ごとに独自の音色を持つオーケストラがある欧州のように、長岡京独自の音色・思想を持った演奏団体を育てたい」という理念のもと、ヴァイオリニストの森悠子氏を音楽監督として97年に結成。指揮に頼らず、(奏者が)互いの音を聴く「耳」を研ぎ澄ませることを重視して創り出される緻密で洗練された演奏や、自由な発想で舞台上に奏者を配置する大胆な演奏スタイルは、全国のコアなファンを惹きつけている。
同時に、地域の小学校での「ヴァイオリン体験学習」など次世代への教育プログラムにも力を入れている。2000年「第20回音楽クリティック・クラブ賞」、01年「エクソンモービル音楽賞 奨励賞」など多数受賞。
(記事執筆:西尾晶子(京都府地域アートマネージャー・山城地域担当))