UR都市機構・関西大学・八幡市・団地住民の4者が連携する形で誕生し2013年にオープン。「団地について談話(だんわ)する」「段々変わっていけばいい」という思いを込めて、“だんだんテラス”と名付けられました。自身も団地住民である運営の辻村さんによると、毎朝のラジオ体操、野菜市の他、住民同士の交流から生まれた句会をはじめとする講座や勉強会などが不定期で行われています。これから取り組もうとしているのは、不要品や家具のリサイクルやゴミ出し支援の活動。高齢者も多く含まれる住民のニーズ、特に生活に密着したサービスに力を入れていくそうです。
基本的に毎日10:00-16:00オープン。
大規模な賃貸団地がある男山地域は、一定数の住民が一定期間で入れ替わるのが特徴で、新しい住民と長年住む人たちが混ざり合うことで作られる独特の雰囲気があります。 2020-21年の京都:Re-Search in 八幡 に参加し滞在したアーティストたちも、団地の雰囲気にすぐに馴染み、様々な世代の住民から刺激を得ていました。
朝10時、ラジオ体操の開始と共にどこからともなく現れる住民たち。中には自宅ベランダから参加する人も。だんだんテラスに集う人々は、辻村さんも含め、住環境に近い場所だからこそ肩の力を抜いて自然体で場に関わっています。スピードや効率が重視される時代に、“余白”となる時間や場を提供するだんだんテラスの存在は大きいと思います。