UETANI Huhu うえたに夫婦

  • 上谷祐樹(イラスト担当)
  • 上谷千尋(グッズ・着色担当)

精華町

※個人情報保護のためマップの位置は市町村の役所です。

化粧品メーカーの元研究員で絵を描くのが好きな夫・上谷祐樹さんと、理系ではない元バスガイドの妻・上谷千尋さんによる、理系イラストレーターユニット。
妻のハンドメイド作品を販売するイベントに参加した夫が、「自分も何かやってみたい!理系の実験器具をキャラクターにするのはどうやろ」と思い立ち、最初のキャラクター「ビーカーくん」が生まれる。その後も、少々マニアックな実験器具が次々とキャラクター化され、「ビーカーくんとそのなかまたち」として、その愛嬌のあるルックスが人気を博す。
また、「ビーカーくん」シリーズをはじめとする書籍の執筆や、子ども向け科学雑誌での漫画連載など、子どもたちの“理科の入口”となるような創作活動にも力を注いでいる。

(記事執筆:西尾晶子(京都府地域アートマネージャー・山城地域担当))

※個人情報保護のためマップの位置は市町村の役所です。

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MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

夫婦で移住先を探していた時、図書館好きの夫に、「(科学系の本や専門誌などが揃う)国立国会図書館の関西館あるで」と妻が教えてくれたことが決め手となり、精華町に引っ越してきました。二人の地元でもある奈良に近く、人が穏やかで、緑も川もあるし、けいはんな大通りは電柱がなくスマートシティ化が進んでいて、ここの雰囲気が気に入っています。

推薦者から一言

西尾晶子
京都府地域アートマネージャー・山城地域担当

「ビーカーくん」を初めて見たとき、その愛らしい表情やキャラに魅了され、「友達になりたい!なれそう!」と思いました。理系・文系を含め、様々な分野を横断しながら学びを深めることが期待される時代に、誰もが理科と友達になれる感覚を、「ビーカーくんとそのなかまたち」のナビゲートにより得ていく。そのアイデアにブラボー!です。

WORKS 活動紹介

お客様から、「この実験器具はキャラないの?」と聞かれるうちに、今ではキャラクターが150種類以上に。関連グッズを販売するイベントでは、理系のお客様が、「この実験器具はさ~」とお話しされることもよくあるそうです。

発売された計18冊の書籍は、ほとんどが小中学生向けに書かれたものです。子ども向けに振りすぎず、少し難しいくらいの内容をわかりやすく解説するのが、本作りのポリシーなのだとか。

月刊誌「子供の科学」で連載中の「ビーカーくんがゆく」。ビーカーくんたちが、毎回、知られざる科学の現場をリポートしてくれる人気シリーズで、もうすぐ連載100回を迎えるそうです。
(提供/誠文堂新光社・子供の科学編集部)

理系の知識をもとに、書籍や漫画の内容を決め、イラストと文章で表現する夫。グラフィック技術を駆使して、イラストのデザイン処理をする妻。夫の原稿を読んで、鋭いツッコミを入れるのも妻の大事な役割。仕事場にて。

中国・台湾・韓国でも発売されている「ビーカーくん」シリーズ。「まさか海外での出版にまでつながるとは思ってなかったけど、こうなったら英語圏でも出してほしいなぁ…」とのこと。

夫のウォーキングコースでもある、木津川沿いの土手から見下ろす田園風景によく癒されているそう。
ちなみに、家での作業が多いうえたに夫婦の‟ストレス発散方法”は、夫が食材買い出しからの料理(得意料理はコロッケ)、妻が長風呂と断捨離だそうです。