SHUNO Yusuke 秀野祐介

家具と陶 やがて

南丹市日吉町

※個人情報保護のためマップの位置は市町村の役所です。

大阪府出身。木工業が盛んな長野県の上松技術専門校で木工技術を学んだ後、内装や北欧家具の修理に携わる。その後、工務店や家具工房で経験を重ね、独立。2018年に自然豊かな南丹市に移住し、陶芸家の妻とともに工房とショウルーム「山家夜雨(さんがやう)」を構える。
制作や暮らしの中で築いた関係性をきっかけに、新たな制作依頼を受けることが多い。依頼主が求める用途や機能、木の特性から“かたち”を生み出す、デザインが先行しないものづくりを行う。店舗や施設などの什器・家具を中心に、鏡や飾り台などの小物まで、依頼主の希望を“かたち”にした木工品をつくり続けている。

※個人情報保護のためマップの位置は市町村の役所です。

このヒトをシェア

MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

山や川が暮らしのそばにあり、子どもたちと遊んだり、森を散策したりしてリフレッシュしています。住んでいる地域は住民が少なく高齢者が多いものの、「自分たちで地域のことを」という意識が感じられます。草刈りや寄合、消防団の会合、新年会など地域には様々な集う機会がありますが、それぞれの人がそこに意識と時間を向けることで、コミュニティに安心感が生まれていると感じます。

推薦者から一言

杉 愛(南丹地域アートマネージャー)
京都府地域アートマネージャー・南丹地域担当

「“かたち”は自ずと決まってくるんです。」と語る秀野さんの言葉が印象的でした。家具などを制作する際、依頼主のオーダーに加え、湿度によって変形するなど木の特性を踏まえて制作を進めていくと、デザインする必要はないそう。様々な条件に向き合いながら、自在に“かたち”を生み出す秀野さん。話を聞いていると、家具を見る解像度が上がりました。

WORKS 活動紹介

ショウルーム「山家夜雨(さんがやう)」。秀野さんが作った家具と妻の真希さんの陶芸作品を手で触れ、見ることができる。

ギャラリーの企画展を機に生まれた椅子。自身を「ひねくれている」と表す秀野さん。「こっちの方が面白そう」と、背もたれを二段にしてみたそう。

棚板を取り外すことができる棚。収納するものや飾るものの高さに合わせて、自在にレイアウトを変えられる。長く使い続ける家具だからこそ、嬉しい機能。使い手のその時々の暮らしや用途に寄り添っている。

一般的には、棚板を支えるために「棚ダボ」と呼ばれる小さな部品が差し込まれていることが多い。秀野さんは、棚板を置かない場合にその存在が目立ってしまう「棚ダボ」をなくせないかと考え、棚板とその支えの形状を工夫し、輪郭をすっきりとさせた。

韓国の餅を備える台から着想を得た台(写真左)や、オブジェのような時計(写真右)。機能性を備えつつ、静かな美しさを放っている。

里山あそびやものづくりを通して、子ども達の居場所づくりに取り組む「さとやまさんかく」のメンバーでもある秀野さん。ショウルームのそばに立つ木には、秀野さんが講師を務め子ども達がつくった巣箱が掛けられていた。

2025年度京都府地域プログラム(南丹)において、秀野さんが和知人形浄瑠璃の三味線をリサーチし、試行錯誤を重ね制作した三味線のパーツの数々。ワークショップ「まねっこ三味線」では、これらのパーツを組み立てるなどして参加者が自分だけの三味線をつくり、演奏に挑戦した。