Wachi Ningyo Joruri Kai 和知人形浄瑠璃会

伝統芸能保存会

〒629-1131 京都府船井郡京丹波町坂原上モジリ

※マップの位置は、定期公演の会場です。

京丹波町旧和知町に伝わる「四大芸能」の一つ、和知人形浄瑠璃を継承・保存する保存会。現在は、数年~約50年の経験をもつ10名の会員から成る。人形浄瑠璃の代表的な演目のほか、地元の実話をもとにしたオリジナル演目『長老越節義之誉(ちょうろうごえせつぎのほまれ)』等を上演している。
和知人形浄瑠璃は、江戸時代末期に大迫(おおさこ)村(京丹波町大迫)で農閑期の楽しみとして始まったとされ、おおぶりな人形を一人で操る「一人遣い」が特徴。
昭和60年(1985年)に京都府無形民俗文化財に指定、平成9年(1997年)には、文部大臣表彰および市町村自治功労表彰を受賞。平成23年(2011年)には、京丹波町で行われた国民文化祭「魅せる・人形芝居フェスティバル~伝えよう人形浄瑠璃のこころ~」にて、体験事業や巡回公演、本公演を担う。現在も定期公演や後進の育成を通じ、地域内外の人々に和知人形浄瑠璃の魅力を伝えている。

(記事執筆:杉愛(京都府地域アートマネジャー・南丹地域担当))

※マップの位置は、定期公演の会場です。

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MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

和知には、和知人形浄瑠璃をはじめ、和知太鼓、小畑万歳(おばたまんざい)、和知文七踊りの四つの伝統芸能が今もなお息づき、地域の文化を後世に伝えています。このように昔の楽しみが受け継がれているのは、地域の人々に伝統芸能を愛する気持ちがあるからです。そんな和知は、すばらしい町だと思います。(会長/大田喜好さん)

推薦者から一言

杉 愛
京都府地域アートマネージャー・南丹地域担当

和知人形浄瑠璃会が定期公演を行っている伝統芸能常設館がある道の駅「和(なごみ)」は、豊かな自然、澄んだ空気、由良川のせせらぎに包まれています。伝統芸能が育まれる地域を五感で感じ、和知人形浄瑠璃の世界を感じてみませんか。また、会員や活動を支えるサポーターを募っていますので、少しでも興味を持たれた方は、ぜひ京丹波町・和知を訪れてみてください。

WORKS 活動紹介

和知人形浄瑠璃会では、現在、約50体の人形の首(かしら)を保管・活用している。その中には、徳島の人形師「天狗屋久吉(ひさきち)」(天狗久)の作品も含まれている。
※人形保管庫の一般公開は行われていません。

人形の多様な衣装の数々。着物の素材やデザインから、登場人物の属性やどんな演目で使用されるのかと想像が膨らむ。

約20年前から、和知小学校と和知中学校の授業の一環で子どもたちに和知人形浄瑠璃を教えている。小学生は人形遣いか語りを選んで学び、中学生になると三味線にも挑戦できる。

道の駅「和(なごみ)」に隣接する道路情報センター。センター内の伝統芸能常設館では、和知人形浄瑠璃会をはじめ、和知地域の伝統芸能の保存会や文化サークルが、年間を通して定期公演を行っている。
※定期公演の開催日程は、道の駅「和」のHPにてご確認ください。

2026年2月の定期公演の様子。この日、四段から成る『長老越節義之誉』が約20年ぶりに全段上演された。保存会のOGも駆けつけ、客席で見守り、全段上演の喜びを分かち合っていた。

『長老越節義之誉』は、旧和知町仏主(ほどす)村に残る物語から制作されたオリジナル演目。江戸時代、和知町と美山町にまたがる長老ヶ岳を舞台にした藤田猪平(いへい)とその妻・お紺(こん)の物語。年貢の減免を訴えたことで捕らえられ落命した夫の遺志を果たすべく、二人の子を連れて長老ヶ岳を越えていくお紺の姿は涙を誘う。

2025年度の京都府地域プログラム(南丹)のワークショップ「まねっこ三味線」の様子。参加者は、人形浄瑠璃で使われる太棹三味線をまねた“まねっこ三味線”を身近な素材でつくり、和知人形浄瑠璃会 三味線奏者の小林さんに教わり、『長老越節義之誉』の一節の演奏に挑戦した。

同プログラムの二つめのワークショップ「まねっこ人形」の様子。参加者は和知人形浄瑠璃の人形に触れ、“まねっこ”してつくった人形を操り、人形遣いを体験した。人形遣いの春田さんが人形の首(かしら)の仕掛けを器用に指で動かすと、人形の表情の変化に、参加者から歓声があがった。

2025年10月、森の京都QRトレインのツアーで和知駅を訪れた観光客を、和知人形浄瑠璃会と和知太鼓保存会が出迎えた。このような出会いを通して、和知の文化を多くの人に伝えている。