京都府生まれ、南山城村在住。
京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)を卒業後、ウィーン美術アカデミーで学ぶ。
幼少期に好きだったという昆虫をモチーフに制作を行うが、ウィーン美術アカデミー在学中、草むらに潜む昆虫を観察しているうちに、草花と昆虫が共存する姿に魅せられ、それらの自然物の造形や色彩に強い関心を持つようになる。
帰国後、南山城村に拠点を置き、自然物の造形と色彩を生かした実在しない”いきもの”など数々の作品群を制作。国内外の芸術祭やギャラリーに出品。
豊かに広がる里山の自然を日々観察し、草花や昆虫などの自然物に通底する普遍性を探求しながら造り出された作品は、観る者に自然とのつながりを感じさせる力を持つ。
(記事執筆:西尾晶子(京都府地域アートマネージャー・山城地域担当))