ユウキカタヤマ YuUkiKATAYAMA

城陽市

※個人情報保護のためマップの位置は市町村の役所です。

京都府出身。環境音などの「音」を起点に、身体、空間、装置、土地の記憶へと表現を拡張するアーティストとして活動している。その活動は、サウンドアート、インスタレーション、音を色や形へと変換する共感覚的な立体作品、楽曲制作、音と身体表現による公演など多岐にわたる。これまでに、ロームシアター京都、福岡アジア美術館、フランス・パリなど、国内外で展示や公演を行う。また、日本各地の水や雨などの環境音を記録・アーカイブする活動に注力するほか、京都府南部を拠点に、「音」への感覚をひらくワークショップや展示、ギター講師などの活動を展開している。

 

2025年 城陽市文化芸術奨励賞受賞。

2026年「築地まちづくりシンポジウム」アートコンテスト     (東京都)最優秀賞受賞。

 

記事執筆:西尾晶子(京都府地域アートマネジャー・山城地域担当)

掲載日|2026年6月25日

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MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

拠点とする京都府南部は、都市部にはない自然環境や文化、土地の余白が多く残っており、音や空間と向き合う制作に適した地域だと感じます。人と土地との距離の近さがあり、土地に流れる空気感や風景に着想を得ながら、落ち着いて創作に向き合うことができます。 自然・歴史・暮らしが穏やかに重なり合うこの地域ならではの表現を、今後も発信していきたいです。

推薦者から一言

西尾晶子
京都府地域アートマネージャー・山城地域担当

プロのギター奏者でありながら、環境音のフィールドレコーディングや特殊な周波数による体験型アート空間の制作など、多彩な表現活動を展開するKATAYAMAさん。感覚を研ぎ澄まし、日常の「音」に宿る個性を探り出す強い好奇心が多様な作品を生み出し、体験する人を新たな気づきへと導いてくれます。

WORKS 活動紹介

「THE EARLESS -6th Sense-」
(2023年)
小泉八雲の『耳なし芳一』をモチーフにした作品をパリで上演。音が身体や空間を通して記憶と結びつく過程に着目し、「聴くこと」と「感じること」の境界を探るパフォーマンスを披露されました。

「幻像とサイマティクス -YuUkiKATAYAMA-」
(2024年)
振動や音によって生まれる波紋を可視化する「サイマティクス」の現象を用い、水面のゆらぎを空間に投影したインスタレーション。福島県での滞在型リサーチを通して、自身が暮らす京都と福島における水の印象の違いに着目して制作されました。

「Duct Sensor Organ / ダクトセンサーオルガン」
(2024年)
聴く人に心地よい共鳴やリラックス効果をもたらすとされる528Hz(ヘルツ)を基盤としたソルフェジオ音階を録音し、その音を搭載したダクトセンサーオルガン。空間を訪れた人の動きをセンサーが感知すると、8つのオルガン音がスピーカーからダクトを通して響き、宇宙と対話するかのような没入型の音響空間を生み出しました。

日本各地の自然環境を訪れ、その地でしか聴けない音を録音するKATAYAMAさん。その中でも、流れる水の音は地形によってその表情が変わるそう。自然が奏でる唯一無二の音を記録することは、KATAYAMAさんがライフワークとして大切に続けている活動です。

独自に開発されたモーションセンサースピーカー。それぞれ異なる音を奏でる装置を空間に配置することで、音が幾重にも重なり合い、まるで音の世界に包まれるような体験を生み出します。2024年に京田辺市内で開催された体験型展覧会『FEEL AMBIENT-KYOTANABE-』でも使用されました。

「Blue in Green」
(2024年)
マイルス・デイビスの名曲≪Blue in Green≫に着想を得た作品。青や緑という色がもつイメージを空間に再現し、吊り下げられた20個のモーションセンサースピーカーからは街の音が流れます。街の音は、事前のワークショップで参加者が録音したもの。『FEEL AMBIENT-KYOTANABE』より。

体験型展覧会『FEEL AMBIENT-KYOTANABE』に先立って行われたワークショップ「Meet アンビエント」の講義の様子。環境音楽とされる「アンビエント」の魅力から、アートを生かした街づくりまで、KATAYAMAさんのアーティストとしての視点が参加者と共有されました。

「Market Breathing」
(2026年)
東京都主催のアートコンテスト『築地まちづくりシンポジウム』において最優秀賞に選出された作品。築地市場のリアルな息遣いを表現したサウンドアート・モニュメントです。2030年、都内施設への設置が予定されています。