TAKIJIRI Satoshi 瀧尻賢

南山城村

※個人情報保護のためマップの位置は市町村の役所です。

2020年、城陽市の放課後等デイサービス施設《JOYO PARC》が、世界的な建築デザインアワード(FRAME AWARD)のファイナルまで残り注目を浴びた建築家の瀧尻賢さん。自由に身体を動かすことが難しい施設の子どもたちが、空間デザインの中で森を自由に散策するように外とのつながりを感じてほしい、そんな思いを込めて世に送り出したデザインなのだそうです。

黒川紀章の《やまなみホール》、リチャード・ドジャースの《南山城小学校》など世界的建築家が設計した建築物を有する南山城村に事務所を置き、人々の心に残る建築風景をつくるべく、世界に目を向けて建築家としての仕事に取り組まれています。

(記事執筆:西尾晶子(京都府地域アートマネージャー・山城地域担当))

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MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

建築の仕事で村との関わりはなくて、村の人たちも僕が何をやっているかなんて知らない。一村人として良い距離感で暮らしています。R.ロジャースの建築や黒川さんの音楽ホールがあり、この風景が日常にあるのは奇跡だと思います。都会に事務所がある便利さとは替えがたい環境がここにはある。この環境で新たな建築風景を生み出し、いつか建築家として村に貢献出来ればと思っています。

推薦者から一言

西尾晶子
京都府地域アートマネージャー・山城地域担当

南山城村で生まれ育った瀧尻さんは、《やまなみホール》や《南山城小学校》を身近に感じ、また安藤忠雄設計の住宅にかつて親戚が住んでいたことで安藤建築にも触れてきました。世界を見据えて建築の仕事に取り組み、自身の建築物を通して時代を切り開く、新たな価値観を提示できる人だと思います。

WORKS 活動紹介

瀧尻賢さん。自身が設計したコーヒーショップ(木津川市加茂町)の前で

南山城村にある事務所風景

《JOYO PARC》は各国のメディアで、“自由、探求、想像を内在する場所”などと紹介されました

大阪市生野区で2022年7月に着工したバイクショップのイメージ

上空から見るとグランドピアノのようにも見える《やまなみホール》は1991年竣工(黒川紀章設計)

2003年竣工の相楽東部連合立南山城小学校(R.ドジャース設計)