KOJIMA Syun 小嶋俊

小嶋庵

〒629-3104 京丹後市網野町浅茂川266

1985年京都市生まれ。実家は江戸時代中期に創業した「小嶋商店」であり、高校卒業後に提灯づくりの道に入る。「京地張り式」という伝統技法に拘り続け、祇園・南座の門を飾る四尺の巨大サイズから、インテリア照明、アーティストからの依頼作品まで手がけ、海外からも問い合わせが来るほどまでになる。コロナ禍を機に毎年訪れていた奥様の祖父母が暮らす京丹後に移住し、「小嶋庵」を開業する。京都市内の「小嶋商店」の竹割部門を担当しながら、地域の祭の提灯製作や、ワークショップを開催している。日常に提灯がある暮らしを啓蒙したいと、今の時代に合う提灯のスタイルも模索している。

(記事執筆:甲斐少夜子(京都府地域アートマネージャー・丹後地域担当))

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MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

「いつか住めたらいいな〜」と思っていた場所に暮らせていることがめちゃくちゃ嬉しいです。海に癒され、機嫌よく仕事ができ、地域の皆さんもあったかく、パワーをもらっています。地域の祭にも声をかけてもらいありがたいです。「祭りも提灯文化もどうやったら残していけるか」、地域の人たちと一緒に楽しみながら模索していきたいです。

推薦者から一言

甲斐少夜子
京都府地域アートマネージャー・丹後地域担当

伝統ある提灯屋の長男の枠に捉われず、「SUKI NA BASHO DE HONPOU NI」を体現されている俊さん。近所の子どもたちが学校帰りに寄ったり、ワークショップが開催されていたりと工房での交流が広がっています。地域に開かれた「海辺のちょうちん屋」に気軽に立ち寄ってみてください!

WORKS 活動紹介

小嶋庵お披露目会(2021年10月10日)に訪れた人たちからの絵やメッセージで彩られた提灯

この鉈(なた)一本が、竹割り・裂き・削ぎなど何役もこなしてくれる大切な道具です。

子連れでも仕事ができるように職場を整備し、地元のママさんたちの雇用促進にも貢献されています。

小嶋庵のオープン時、クラウドファウンディングで開業資金に。リターンの名入りの提灯が並ぶ。

俊さんのお気に入りの場所、八丁浜の海

読書、授乳、キャンプ、懐中電灯など、マルチに使える提灯を商品開発中です。