京都府出身、在住。グラフィックデザイン、版画を学んだ後、1994年スペインに渡西しバルセロナのマッサナ美術学校で立体、空間芸術を学ぶ。バルセロナを拠点に欧米、日本各地を移動しながら制作活動を続け、近年は拠点を日本に移す。地域の特性や文化、習慣、また場所の持つ意味や移動から発想を得た作品を多く制作。参加型アートプロジェクトを多く手がけ、コミュニケーションを道具として捉え、グラフィックや映像など様々な媒体を用いて制作発表している。
近年では、福知山市内の商店街でアートスペースを開設した他、大江町の歴史文化のリサーチや、地域フェスティバルの開催など、地域における活動を精力的に展開している。

(記事執筆:朝重龍太(京都府地域アートマネージャー・中丹地域担当))

※個人情報保護のためマップの位置は市町村の役所です。

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MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

長く海外や、日本の様々な場所での活動を続けてきましたが、地元に戻り、そこでの活動を行なっていると、伝統的な技法で作り続けられる和紙や製糸、古い言葉や昔話、習慣など、目立たないけど面白いものがたくさん残っていて、ローカルなものごとの魅力に気付かされます。

推薦者から一言

朝重龍太
京都府地域アートマネージャー・中丹地域担当

日常にある何気ないモノや、コト。地域のなかでの風習や慣習などを、いつもと異なる目線から捉えられていて、普段とは異なる面白さや発見を与えてくれるアーティスト。いつも小さな身体で、あらゆることを全力で楽しんでいる姿が印象的です。

WORKS 活動紹介

2020年におこなった福知山での個展「ここらぁ大旅行」の様子。福知山市内にて撮影された写真をもとに、世界中を想像で旅する新作と、過去作品も多く展示された

個展「ここらぁ大旅行」の様子。

養父市での展覧会「YBfab野外アート展」に参加し実施されたワークショップ。新井さんは制作においてワークショップを実施し、他者との共同制作を行うことが多い。

福知山市にあるアートスペース「シンマチサイト」での活動。新井さんは立ち上げから関わり、展覧会やイベント、ワークショップなどを不定期で開催している。

地域での活動では、大江町にて開催された『みすずフェスタ』で、文化関係の担当としてメンバーの一員となっている。廃校を活用し、展示やワークショップ、地域の特産品販売、のど自慢大会などさまざまなイベントが開催された。