1983年大阪府出身。京都芸術大学大学院陶芸コース修了。大学卒業後、窯元での見習いや、骨董市場などで働きながら、綾部市にアトリエを設け本格的に制作を始める。2013年に綾部市に移住。器などの制作と並行して、金継ぎ師としても活動している。
陶芸制作では毎回独自の技法を開発しながら、社会情勢やそのときの興味関心に即した柄やパターンを器に描く手法を用いた表現活動を行う。金継ぎでは、近隣の人からの依頼も引き受けている。
決まった形のない粘土に親近感をもち、土から陶器へ、また金継ぎを施すことで新しく生まれ変わる可能性まで含め、粘土や器の状態変化を追っている。亀岡市『かめおか霧の芸術祭』や、サイネンショープロジェクトなどの活動にも積極的に参加している。
(記事執筆:朝重龍太(京都府地域アートマネージャー・中丹地域担当))