Shintai Zero Base Unyohou 身体0ベース運用法

安藤隆一郎|Ando Ryuichiro

亀岡市

※個人情報保護のためマップの位置は市町村の役所です。

染色作品の制作を通じて得た身体感覚や思想を発展させ、身体の使い方を0から見直すための実践《身体0ベース運用法》を考案、体験型インスタレーションの制作・発表やワークショップなどを行っています。亀岡での主なプロジェクトに、観光船「保津川下り」の船頭に伝わる筏流しの技術や知見を体得するべく弟子入りし、そこで得た身体感覚や思想を作品化した《日本身体遺産:保津川下り編》、現代社会で不要とされた民具を救い出し、民具そのものと民具を用いるための身体作法の保存・継承を目指す《民具BANK》、ホームセンターではなく近くの山で手に入る素材で必要な道具を作って使う《山のホームセンター》などがあります。

※個人情報保護のためマップの位置は市町村の役所です。

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MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

亀岡市は自然豊かで、昔ながらの里山風情が残されている一方で、京都市、大阪市といった都市部へのアクセスが良く、多くの人口を抱えています。そんなまちと自然が背中合わせになっている場所だからこそできることがあると思っています。

推薦者から一言

宮下忠也
京都府地域アートマネージャー 南丹地域担当

保津川下り船頭への弟子入りから始まり、民具BANKや山のホームセンター・プロジェクトへ。地域への浸透力と展開力がすごいです。

WORKS 活動紹介

《日本身体遺産:保津川下り編》(2021年)撮影:表 恒匡
保津川下りの船頭の「櫂引き」を練習するために、船の廃材を利用して作ったトレーニングマシーン、櫂引きの技法を「円と支点による運動方程式」として表した平面作品、関連する資料や弟子入りの記録などを展示。

《民具救出屋》(2021年)
亀岡市役所にある「開かれたアトリエ」にて開催された『ボンボンマルシェ Vol.2』に「民具救出屋」として出店。来場者から民具の情報を収集しつつ、民具の魅力を紹介する活動を行った。

《民具大運動会》(2021年)
稲作における5つの工程を「競技」とした運動会。参加者は亀岡市文化資料館に収蔵されている農具を使用し、昔の農作業における身体風景を体験した。

《山が箒》(2022年)撮影:小山 龍介
亀岡市篠町にある「市民の森 長尾山」にて山の素材を使って箒を作るワークショップを実施。民具を参考に山の中にある枝葉を採集し、グループでオリジナルの箒を制作した。素材を集めるという目的があることで、参加者は普段とは異なるスタンスで山と対峙することになった。