滋賀県生まれ。家族と共に山に行くことが日常だった幼少期。大学時代に世界を巡り多様な民族の暮らしに触れたり、バイト先で見た消費しきれない食べ物、モノを捨てることに大きな違和感を覚えたりしたことで、モノの循環への思考を深める。
大学を卒業した2011年、23歳で上世屋に暮らし始める。隣の集落の生業だった紙漉きに出逢い、自然と共にある営みに心惹かれ、2012年「いとをかし」として和紙製作を始める。和紙を始め、ランプシェード、壁紙、アートパネルなどをオーダーメイドで製作。「手を動かせば何でも作れることが豊かである」を信条に、紙漉きが暮らしの真ん中にある日々を上世屋の山々に見守られながら過ごしている。