1988年生まれ和歌山県出身。ストリート系ファッションに興味を惹かれ高校卒業後、大阪文化服装学院へ進学。紳士服メーカーの縫製工場への就職をきっかけに与謝野町へ移り住み、後に丹後半島が織物の産地と知る。「布という素材からプロダクトを作ることができる面白み」を考え、与謝野町内で手織り製品に特化した工房へ転職。職人として勤務した経験を経て独立し、2022年11月川端デニム製作所を設立。時代の様式に沿った形で手仕事の美しさを継承する選択肢として、デニムに着目。裂いた生地で織る「裂き織り技法」を組み合わせ、ウールとシルクを素材に手織りしたデニム生地は、『ジャパン・テキスタイル・コンテスト2022』グランプリを受賞。様々な素材の組み合わせを研究し、デニムの可能性を追求している。
(記事執筆:老籾千央)