TAKAKURA Kazuhiko 大下倉和彦

SHIBUKI TAKAKURA

京丹後市弥栄町

※個人情報保護のためマップの位置は市町村の役所です。

1971年京丹後市弥栄町生まれ育ち。小学校時代から始めた剣道は、中学、高校、大学と続け師範級の腕前。大学卒業後に城陽市の染織会社で修行したのち、京丹後市へUターン。家業の染織会社で商品開発と工場の現場運営を担っていたが、倒産。残った布と染料を使い、染色作家として活動を始める。2004年のある日、染料が思わずTシャツにこぼれたのがキッカケでシブキの技法が生まれアート作品を作り始める。2012年には初めてのライブペイントパフォーマンスをマレーシアで行った。帽子から靴まで全身シブキアートに身を包み、日本全国はもとより海外でも多くのシブキアートパフォーマンスやワークショップを行っている。

(記事執筆:甲斐少夜子(京都府地域アートマネージャー・丹後地域担当))

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MESSAGE

クリエイターの声(地域の魅力)

紆余曲折あるなかで、この地域にいづらい状況もありましたが、生まれ育った土地には時代や人との関係性が変化しても変わらない安心感があります。ここに生まれたという感覚、帰ってくる場所としてこの家が「自分の家」という感覚ですね。自分にとってかけがえのない場所です。今はそう思えるようになりました。

推薦者から一言

甲斐少夜子
京都府地域アートマネージャー・丹後地域担当

剣道で培われたスピリットで、今できることを最大限に活かし、挑戦を続ける方です。伝統文化と現代アートを融合させ、「主張はするけど調和する」モノづくり精神を伝え、人々が本当にやりたいことに気づいてもらえるような覚醒を促したいとのこと。ワークショップを体験したり、パフォーマンスもぜひ観ていただきたいです。

WORKS 活動紹介

作品はろうけつ染などの染め生地に染料を指で弾いてシブキを描くスタイル。シブキアートは大下倉さん独自の技法である。

ライブパフォーマンスでは壁、着物、車など様々なものをキャンバスにして描いている。(写真:大下倉さん提供)

準備体操、素振りから始めるワークショップ。シブキを巻き散らさないよう、隣の人への配慮、後片付けまでもきちんとするところが大下倉さんの“シブキアート道”(2023年4月東京にて開催 写真:大下倉さん提供)

工房は元織物工場。外壁にもシブキアートが施されている。

工房の2階はギャラリースペースとなっている。一度イベントで公開したのみだが、活用していきたいと考えているそう。

2019年のニューヨークでのワークショップ風景。シブキのポーズに注目です。(写真:大下倉さん提供)

織物工場の名残が見え隠れする工房内にある染料を定着させるためのスチーマー。

走るシブキアート作品。大下倉さんの自家用車。

2019年に行ったニューヨークの街中でのライブパフォーマンスの様子