Kaico-参加型アートプロジェクト『パシャパシャ丹後-はた織りと共にある暮らし』

丹後地域|宮津市・京丹後市・伊根町・与謝野町

目次

 

1300年前から織物の里であり、国内最大の絹織物産地である丹後地域。自然が育んできた景色とともに、江戸時代に発祥した絹織物「丹後ちりめん」など、伝統産業の営みが育んできた建物や職人文化は、『300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊』として、日本遺産*に認定されています。

令和6年度の地域プログラム(丹後)では、昨年度と同様、「Kaiko―参加型アートプロジェクト」として、『丹後ちりめん回廊』への理解を深め、次世代を担う子どもたちをはじめとする地域住民自らがその価値や魅力を表現し、発信する取り組みを行います。

本プログラムは〈写真ワークショップ〉と〈展示〉の2部構成とし、おもに、ちりめん街道や機屋のある暮らし、そしてそれらを育んだ地域の特徴的な景観に着目して、丹後地域の二市二町を舞台に展開します。

*日本遺産
文化庁が認定する、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーのこと。地域に点在する遺産(文化財等)をストーリーをもとにパッケージ化し、発信することで、地域のブランド化やアイデンティティの再確認を促進するなど、地域活性化を図ることを目的として認定されています。

*Kaico(カイコ)とは
丹後地域において、蚕から生成される資源を大切にしてきたことを、なつかしく思い(懐古)、振り返り見る(回顧)ことで、思いがけない出会い(邂逅)を創造する文化活動のこと。

 

 

 

最新情報

2024/07/11
■令和6年度 京都府地域プログラム(丹後)のページを公開しました。
■写真ワークショップ「パシャパシャ丹後-はた織りと共にある暮らしを覗く」の情報を公開しました。

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写真ワークショップ「パシャパシャ丹後-はた織りと共にある暮らしを覗く」

奈良時代にあしぎぬを献上したことからはじまる丹後の織物の歴史や丹後ちりめんについて学び、“地域を育んだ織物文化と暮らし”を一緒に探る写真ワークショップを開催します。
丹後ちりめんとはどんな生地なのかを実験形式で体感し、歴史を聞き、世界で活動する写真家から本格的なカメラの使い方を学び、パシャパシャ丹後ならではの撮影に挑戦します。

また、写真ワークショップで撮影した写真は、丹後地域各所で展示します。(2024年11月予定)

パシャパシャリーダーの写真家・吉田亮人さんより

丹後地方の美しい自然や風景、そして織物文化の素晴らしさを皆さんと一緒に「写真」を通して再発見できる、そんなワークショップにしたいと思っています。 本格的なカメラを持ってたくさん撮りましょう。 皆さんのお申し込みをお待ちしております!

 

写真ワークショップ概要

名称|写真ワークショップ「パシャパシャ丹後-はた織りと共にある暮らしを覗く」
コース別日時・対象|
 ①網野の機屋の町並み-天橋立コース(小学生親子)
  日時|8月17日(土) 10:00~17:00
  対象|小学生親子(*)10組20名程度

 ②網野の機屋の町並み-天橋立コース(一般)
  日時|8月18日(日) 10:00~17:00
  対象|中学生以上一般20名程度

 ③ちりめん街道-伊根の町並みコース(一般)
  日時|9月7日(土) 10:00~17:00 ※雨天の場合は9月8日(日)
  対象|中学生以上一般20名程度

*小学生親子…親子でなくても小学生と大人(18才以上)の組み合わせでしたら、祖父母と孫、兄弟、姉妹、小学生の友達グループと保護者1名など、参加可能です。

参加|無料(要申込/先着順)

講師|吉田亮人(写真家)
   小山元孝(福知山公立大学教授)
   堂前佳穂(KYOTOGRAPHIEキッズプログラムマネージャー)
   臼井勇人(臼井織物株式会社 織り手/たてつなぎ & Cijimu織物担当)
   森山道子(手作り紙芝居)※8/17のみ

主催|京都:Re-Search実行委員会(京都府、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町、海の京都DMO ほか)
機材協力|キヤノンマーケティングジャパン株式会社
協力|MUZ ART PRODUCE 
助成|令和6年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業

▼チラシデータ
・PDF|PDFデータ(2MB)
・jpg|表(1MB)裏(2MB)

 

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■ コース別タイムスケジュール・集合場所・備考 等

①②網野の機屋の町並み-天橋立コース(8/17, 18)※雨天決行

集合場所|浅茂川区民会館
     京丹後市網野町浅茂川1800(Googlemap) 

10:00  織物レクチャー
10:50  カメラレクチャー
12:10-13:00  昼食休憩★
13:00  パシャパシャタイム(網野町の機屋の町並み、機織り工場など)
14:00  ↓バス移動
15:00  パシャパシャタイム(ふるさとミュージアム丹後(丹後郷土資料館)、旧永島家住宅、天橋立など)
16:00  ↓バス移動
16:45  ふりかえり
17:00  終了

 

③ちりめん街道-伊根の町並みコース(9/7 )※雨天の場合9/8

集合場所|旧加悦町役場庁舎
     与謝郡与謝野町加悦1060(Googlemap

10:00  織物レクチャー
10:50  カメラレクチャー
12:10-13:00  昼食休憩★
13:00  パシャパシャタイム(旧尾藤家住宅、ちりめん街道周辺)
14:00  ↓バス移動
15:00  パシャパシャタイム(伊根町民俗資料館とその周辺)
16:00  ↓バス移動
16:45  ふりかえり
17:00  終了

 

内容・備考

織物レクチャー
■ 丹後織物の歴史について|小山元孝(福知山公立大学教授)
■ 丹後ちりめん紙芝居(8/17のみ)|森山道子(手作り紙芝居)
■ 丹後ちりめん精練実験|臼井勇人(臼井織物株式会社 織り手/たてつなぎ & Cijimu織物担当)

カメラレクチャー
■ 写真の見方・撮り方について|堂前佳穂(KYOTOGRAPHIEキッズプログラムマネージャー)
■ 試し撮り・撮影実習|吉田亮人(写真家)

【カメラの貸し出しについて】
当日はミラーレス一眼カメラを1人1台貸し出します。
※カメラを扱いますので、特別なサポートが必要な場合は申込時にお知らせください。

 

備考
★ 希望者にはお弁当を実費にて手配します。詳しくは申込みフォームをご確認ください。
※タイムテーブルは各日変更する場合があります。
※パシャパシャタイムは屋外で行いますので、各自水分補給など熱中症対策をお願いします。
※天候や自然災害などの影響によりイベントを中止する場合があります。
※発熱や咳など体調に不安がある方は参加をお控えください。
※8月17日、18日は、雨天(小雨)の場合でも開催します。雨傘、雨具を各自ご用意ください。
※パシャパシャタイムは貸切バスで移動します。参加者以外の同伴者は、バスに同乗できませんので、予めご了承ください。

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■ 講師プロフィール

■パシャパシャリーダー
 吉田亮人|よしだ あきひと|写真家

1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイで日本語教師 として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務。2010年より写真家 として活動開始。 広告や雑誌などを中心に活動しながら、個人的な出来事や問題、記憶から出発した 作品を多数制作。その作品は国内外で展覧会が開催されるとともに、多くの出版物 が刊行されている。 2023年に写真集出版社「Three Books」を設立し共同代表を務める。 主な出版物に「Brick Yard」(私家版)「Tannery」(私家版)、「THE ABSENCE OF TWO」(青幻舎・Editions Xavier Barral)「The Dialogue of Two」(Three Books/RPS)「The Screw」(Three Books)、写真家としての10年間を綴った書 籍「「しゃにむに写真家」(亜紀書房)などがある。 第47回木村伊兵衛賞2023最終候補、Images Vevey Book Award 2023ノミネート、 Paris Photo Aperture First Book Award 2015ノミネート、コニカミノルタ・ FOTOPREMIO2014年度グランプリ、日経ナショナルジオグラフィック写真賞 2015・ピープル部門最優秀賞など受賞やノミネート多数。

WEB|http://www.akihito-yoshida.com(外部リンク)

 

 

 

 

■織物文化についての監修
 小山元孝|こやま もとたか|福知山公立大学教授

京丹後市出身。1997年網野町役場入庁。2004年合併により京丹後市役所職員となる。主に教育委員会で文化財保護や自治体史の編纂を担当。在職中に兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科博士後期課程入学、2022年3月博士(学術)取得。同年4月より現職。地域の宗教史や歴史資料について研究をしているほか、学生とともにまち歩きイベントを企画するなど歴史を活かしたまちづくりを実践している。 

 

■丹後ちりめん紙芝居
 森山道子|もりやま みちこ|手作り紙芝居

1945年兵庫県但馬地方の禅寺生まれ。僧侶の父親から国内外の昔話や仏教童話を聞いて育つ。1967年京都教育大学卒業後、小学校教諭を務める。2003年退職。在職中に教え子たちと取り組んだ劇やミュージカルの脚本を、リメイクしたのをきっかけに紙芝居活動を始め現在に至る。主な紙芝居は「丹後ちりめん」「丹後ちりめん加悦谷の三人の始祖」の他、「細川ガラシャ」「天女伝説」「雪舟」「シャガール」など31作品。29作品はYouTubeにも公開されている。

WEB|http://vip.mikosi.com/(外部リンク)

 

■丹後ちりめん精練実験
 臼井勇人|うすい はやと|臼井織物株式会社 織り手/たてつなぎ & Cijimu織物担当

与謝野町在住。英国大学院卒業後、海外メーカーの営業企画職を経て、2019年から実家の丹後ちりめん織元・臼井織物にて織り手として働く傍ら、織物職人グループ「たてつなぎ」としても活動。2024年には丹後ちりめんの“ちぢむ”をテーマに、丹後織物の魅力を発信する織物職人とデザイナーとの共同ブランド「Cijimu」を立ち上げる。

 


■写真の見方・撮り方について
 堂前佳穂|どうまえ かほ|KYOTOGRAPHIEキッズプログラムマネージャー

1997年石川県生まれ。京都市在住。奈良女子大学文学部卒業。在学中にパリ・ディドロ大学での交換留学経験を持つ。フランス文学とジェンダー学を専攻。2023年からKYOTOGRAPHIEチームに加わり、キッズプログラムマネージャーとサテライトイベント「KG+」の編集を務める。フリーでライター活動を行う傍ら、アートイベントの運営に幅広く携わっている。

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■ お申込方法|先着順・7月16日(火) 9:00申込開始

申込フォーム、またはお電話でお申し込みください。

申込開始日時|2024年7月16日(火) 9:00 

※先着順での受付となります。定員に達し次第、受付を終了いたします。
※ただし、キャンセルが出た場合には、再度、下記の専用フォームからお申し込みいただけます。ご希望の日程に空きがない場合、時間をおいてご確認ください。

▶ 申込フォーム|こちら(外部リンク)

▶ 電話|0772-62-4300
 京都:Re-Search実行委員会(京都府丹後広域振興局 企画・連携推進課内)
 受付時間|月~木曜日の9:00~12:00、13:00~17:00

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今後の予定(展覧会)

 

●展覧会『パシャパシャ丹後-はた織りと共にある暮らしを観る』(仮)

写真ワークショップで撮影した写真作品は丹後地域各所で展示予定(2024年11月予定)。

詳細や続報が決まり次第、本ページでお知らせします。

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お問い合わせ

京都:Re-Search実行委員会
(京都府丹後広域振興局 企画・連携推進課内)
担当:地域アートマネージャー丹後地域担当 甲斐少夜子

電話|0772-62-4300(月~木曜日の9:00~12:00、13:00~17:00)
Mail| a-08314@pref.kyoto.lg.jp

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