京都山河抄~京都丹波の光景~

南丹地域|南丹市

目次

 

南丹地域をリサーチするヤマガミさん(撮影地:知井八幡神社)

令和6年度の地域プログラム(南丹)では、丹波猿楽などにゆかりが深い南丹地域の、伝統芸能を育んだ地域性に着目して、現代美術家ヤマガミユキヒロさんがリサーチや滞在制作、地域交流、そして制作発表に取り組みます。

日常で見慣れた風景の鉛筆による描写と映像を組み合わせた「キャンバス・プロジェクション」によって、移り変わる光と時間をも一画面に収める風景画を確立したほか、現代アートと伝統芸能を融合させた新しい表現や鑑賞方法を開拓・提供するヤマガミさんが、南丹地域に広がる山々の稜線、豊かな川の流れがつくりだす美しい光景を独自の手法で描き出します。

約6か月に及ぶリサーチや制作期間中には、ヤマガミさん独自の作風と制作過程を公開制作によって紹介し、今秋には美山かやぶき美術館で展覧会を開催予定。アーティストの目線や表現を通した地域の魅力の掘り起こしによって、地域を見つめなおします。

 

最新情報

2024/9/18
■展覧会の情報を公開しました

[過去の更新】
■令和6年度 京都府地域プログラム(南丹)のページを公開しました。
■ワークショップの情報を公開しました。

 

トップに戻る

 

 

 

 

アーティストプロフィール

撮影:麥生田兵吾撮影:麥生田兵吾

ヤマガミユキヒロ|現代美術家

1976年 大阪生まれ。大阪芸術大学建築学科 中退。
京都精華大学美術学部洋画コース卒業。

日常で見慣れた風景を鉛筆や墨などで描画した絵画に、同一視点から撮影した映像をプロジェクターによって投影する「キャンバス・プロジェクション」という絵画に光と時間を取り入れる独自の手法により作品を制作。
これまで、東京ステーションギャラリーでの東京駅復原工事完成記念展をはじめ、アサヒビール大山崎山荘美術館(2015)、21_21 DESIGN SIGHT(2016)、藝倉美術館【上海】(2018)、ビクトリア国立美術館【オーストラリア】(2018)、など国内外での展覧会に参加。2021年にリニューアルオープンした石巻市博物館(宮城県)に石巻市の眺望を横9m、縦3m の大作を制作し常設展示、2022年には佐賀県出身の近代建築の巨匠3人にフォーカスした佐賀県立博物館の特別展に企画から参加。

また2014年からは京都の観世流能楽師 林宗一郎氏と協同し「能楽× 現代美術noh play」というプロジェクトに取り組み、2016年に札幌市教育文化会館での単独公演をはじめ、2017年ロームシアター京都にて東アジア文化都市2017京都開幕式典、2020年京都府立文化芸術会館ホールにて開館50周年記念式典、2024年佐賀県多久市市政施行70周年記念式典などで舞台演出を担当。
第11回岡本太郎現代芸術賞 特別賞受賞、Mio Photo Award 2000 優秀賞受賞。

WEB|https://www.yamagamiyukihiro.net/(外部リンク)
Instagram|@yamagamiyukihiro(外部リンク)

トップに戻る

 

 

 

展覧会「京都山河抄~京都丹波の光景~」

丹波猿楽などにゆかりが深い南丹地域。

その伝統芸能を育んだ地域性に着目して、ヤマガミユキヒロさんが今年5月から約6カ月間、美山や日吉各所のリサーチを重ねてきました。

南丹地域特有の風景やその背景にある過去から現在につながる時の流れ。それらを肌で感じながら、ヤマガミさん独自の「キャンバス・プロジェクション」によって新たな作品が制作されました。

本展では、ヤマガミさんがリサーチで訪れた各所のスケッチから本プログラムの足取りをたどるとともに、映像作品や「キャンバス・プロジェクション」による新作を披露します。

また、7月に開催したワークショップの参加者のぬりえ作品をヤマガミさんとの共同制作として紹介します。

この地域の山々の稜線、豊かな川の流れがつくりだす美しい光景に特に魅了されたというヤマガミさんの目線や表現から、京都丹波の新たな魅力を感じていただければ幸いです。

 

展覧会概要

名 称|展覧会「京都山河抄~京都丹波の光景~」
会 期|2024年10月12日(土)~11月10日(日)
    ※休館|火・水・木曜日
開館時間|10:00~16:00
出品作家|ヤマガミユキヒロ(現代美術家)

作家在廊日|2024年10月13日(日)、10月26日(土)、11月9日(土)

入 場|無料・申込不要
会 場|美山かやぶき美術館
   (〒601-0751 京都府南丹市美山町島朴ノ木21)
主 催|京都:Re-Search実行委員会(京都府、南丹市 他)
共 催|美山かやぶき美術館
協 力|美山町宮島振興会、樫原田楽保存会、世木の伝統芸能を守る会
助 成|令和6年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業

▼チラシデータ
・PDF|PDFデータ(1.4MB)
・png|表(341KB)裏(514KB)

▼会場情報
展覧会開催日に限り、併設の郷土資料館を無料で特別開放します。(通常、見学は要申込・有料)
美山地域の暮らしの道具などを、あわせてご覧ください。

トップに戻る

 

 

 

 

■会場情報|美山かやぶき美術館

写真提供:美山かやぶき美術館

築150年のかやぶき民家を再活用した美術館。郷土資料館も併設。
※通常、美術館・郷土資料館の見学は各施設に要申込。

WEB|http://miyama-kayabuki.org/(外部リンク)

 

美山かやぶき美術館1階

 

住所|〒601-0751 南丹市美山町島朴ノ木21
駐車場|無料(30台)
最寄り駅|南丹市営バス「佐本橋」
アクセス|http://miyama-kayabuki.org/access/(外部リンク)

※ページに記載している住所とGoogleMapの住所は同じ敷地内にあります。
※南丹市営バスをご利用の場合は、以下の経路が美術館までの推奨経路です。
JR日吉駅前 → 「宮脇」バス停乗り換え → 「佐本橋」バス停下車 徒歩5分

トップに戻る

 

 

 

 

■イベント情報

アーティストトーク

約6カ月間にわたるリサーチと制作から、ヤマガミさんが捉えた南丹地域や作品について語ります。

 

開催日|2024年10月13日(日)、10月26日(土)
時 間|各日14:00~(各回20分程度)
会 場|美山かやぶき美術館
    (〒601-0751 京都府南丹市美山町島朴ノ木21)
参 加|無料・申込不要

 

座談会

美山や日吉で地域の伝統文化の継承・振興に励む方々が、地域で受け継がれるものをいかに繋いでいくのか、ヤマガミさんとともに“地域のこれから”を語ります。

 

開催日|2024年11月9日(土)
時 間|14:00~15:30
会 場|美山かやぶき美術館
    (〒601-0751 京都府南丹市美山町島朴ノ木21)
登壇者|ヤマガミユキヒロ
    青田真樹(美山町宮島振興会・美山かやぶき美術館)
    山口恒一(樫原田楽保存会 代表)
    井尻治(梅若家屋敷跡保存会 会長)
参 加|無料・要申込
定 員|30名 ※先着順

トップに戻る

 

 

 

■座談会お申込方法|先着順・定員制

申込フォームまたはお電話でお申し込みください。定員に達し次第、受付を終了いたします。

申込開始|2024年9月18日(水)10:00

※先着順での受付となります。定員に達し次第、受付を終了いたします。
※ただし、キャンセルが出た場合には、再度、下記の専用フォームからお申し込みいただけますので、時間をおいてご確認ください。
※当日、席に空きがあれば、申込なしでも参加いただけます。

 

▶申込フォーム|こちら(外部リンク)

▶電話|0771-24-8430
 京都:Re-Search実行委員会(京都府南丹広域振興局企画・連携推進課内、担当:杉)
 受付時間|平日9:00~12:00、13:00~17:00

トップに戻る

 

 

 

 

■リサーチ・制作スポット

ヤマガミさんがリサーチや制作で訪れた、南丹地域のスポットを一部ご紹介します。

 

●川上神社(大原神社摂社)

〒601-0777 京都府南丹市美山町樫原大原谷107
〈問合せ〉美山町大野振興会 0771-75-9110

 

●石田家住宅

日本最古の農家型住宅。国の重要文化財。
〒601-0777 京都府南丹市美山町樫原
〈一般開放〉4月~11月 土、日、祝 10:00~16:00 ※見学無料
〈問合せ〉美山町大野振興会 0771-75-9110

 

●丹波梅若の道

南丹市日吉町殿田が発祥の地である丹波猿楽の名家 梅若家の屋敷跡や旧墓所などがある。

トップに戻る

 

 

 

公開制作

 

2024年8月17日(土)・18日(日) ヤマガミさんが再び美山かやぶき美術館に公開制作にやってきます!

公開時間|11:00~16:00
見学|無料・申込不要

トップに戻る

 

 

 

 

ワークショップ「百色百景・みんなの風景 in 美山」

現代美術家ヤマガミユキヒロさんを講師に迎えて、スケッチやぬりえのワークショップを開催します! ヤマガミさんが描く鉛筆画(モノクロ)の下図をもとに、アーティストと交流しながら制作手法を体験し、地域の魅力を見つめなおします。美山をはじめとする南丹地域の風景をあなたの色で彩ってみませんか?

完成した作品は、ヤマガミさんの作品と参加者の共同制作として、今秋、美山かやぶき美術館で展示予定です。

 

ワークショップ概要

名 称|ワークショップ「百色百景・みんなの風景 in 美山」
開催日|2024年7月27日(土)、7月28日(日) 
時 間|各日10:30~12:00
場 所|美山かやぶき美術館(〒601-0751 京都府南丹市美山町島朴ノ木21)
参 加|無料・申込要
対 象|どなたでも(小学3年生以下は保護者同伴)
定 員|各日15名 ※先着順
持ち物|鉛筆、色鉛筆、クレヨン、水彩絵の具など

講 師|ヤマガミユキヒロ(現代美術家)

主 催|京都:Re-Search実行委員会(京都府、南丹市 他)
共 催|美山かやぶき美術館
協 力|美山町宮島振興会
助 成|令和6年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業

▼チラシデータ
・PDF|PDFデータ(10MB)
・png|表(1.35MB)裏(1.17MB)

▼タイムテーブル 
10:30 集合・あいさつ
10:40 アーティストトーク
11:00 ぬりえ制作
11:45 完成・みんなの風景をみてみよう
12:00 終了

 

 

 お申込方法| (ワークショップは終了しました)

申込フォーム、またはお電話でお申し込みください。

申込期間|2024年7月1日(月) 9:00 ~ 7月25日(木)

※申込期限を7月22日(月)から7月25日(木)に延長いたしました。
※先着順での受付となります。定員に達し次第、受付を終了いたします。
※ただし、キャンセルが出た場合には、再度、下記の専用フォームからお申し込みいただけます。ご希望の日程に空きがない場合、時間をおいてご確認ください。

▶ 申込フォーム|こちら(外部リンク)

▶ 電話|0771-24-8430
 京都:Re-Search実行委員会(京都府南丹広域振興局 企画・連携推進課内、担当:杉)
 受付時間|平日9:00~12:00、13:00~17:00

トップに戻る

 

 

 

■ 同時開催|小展示

ワークショップにあわせて、ヤマガミユキヒロさんの作品を美術館2階にて展示。どなたでも自由にご覧いただけます!

開催日|2024年7月27日(土)・28日(日)
時 間|10:00~16:00
入 場|無料・申込不要

トップに戻る

 

 

 

事業レポート

記事執筆・写真

平田剛志(HIRATA Takeshi)

美術批評。1979年生まれ。関西の現代美術をフィールドに、新聞・雑誌やフライヤー、ウェブメディア等に寄稿。主な論考は、「山本雄教展 sign」(+1art、2024)、「記憶をひらく」『すべ と しるべ 2020図録』(ギャラリー・パルク、2021)、「パランプセストの風景」『ヤマガミユキヒロ展 ロケーション・ハンティング』(A-Lab、2016)など。

 

京都山河抄~京都丹波の光景~|ワークショップ「百色百景・みんなの風景 in 美山」

 

トップに戻る

 

 

お問い合わせ

京都:Re-Search実行委員会
(京都府南丹広域振興局 企画・連携推進課内、担当:杉)

電話|0771-24-8430(平日9:00~12:00、13:00~17:00)
Mail| n-c-kikaku@pref.kyoto.lg.jp

トップに戻る