多様な手法で、見る者の感覚に働きかける表現を行っているアーティスト・今村 遼佑さんの個展が開催されています。
本展では、視覚以外の感覚で日常を捉え作品を手掛けているアーティスト・光島貴之さんと共同制作による映像作品も展示されています。2022年から、「感覚の交換」をテーマに定期的にリサーチ活動・表現を重ねてきたお二人。
会場では、私たち一人ひとり異なる感覚や価値観の違いについて思いを巡らせ、感覚を呼び覚ます、そんなひとときを過ごせそうです。推薦者名|杉愛(京都府地域アートマネージャー・南丹地域)
※今村氏と光島氏による映像作品の制作にあたり、会場探しの相談を受け、地域アートマネージャー(南丹地域担当)が支援しました。
▼イベント概要
会期|2025年11月1日(土)~2025年11月30日(日)
会期中 金・土・日12:00~18:00開廊
会場|eN arts(エン アーツ)
(京都市東山区祇園町北側627円山公園内八坂神社北側)
▼イベント内容
グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」では、森の奥に連れていかれた兄妹が家に戻るための目印として、パンの欠片を残していきます。ウェブサイトにおいて、現在ページの位置を示す「パンくずリスト」の名称はここに由来していますが、童話の中ではパンくずは鳥たちが食べてしまって跡形もなく消えてしまいます。このあやふやで儚い道しるべの残し方に惹かれてしまいます。そこには、あやふやさだけではなく、あるいはあやふやであるがために、強い切実さを感じるからです。
切実さの種類はだいぶ違うのですが(命の危機があるわけではない)、私の表現もこの世界の出来事を覚えておきたいという欲求からきています。今回の展覧会では、これまでの継続したテーマとして、世界の中で不確かに消え去ってしまう光景や音、あるいは手触りをとどめようとする作品群とともに、近年取り組むアーティスト・光島貴之さんとの「感覚の交換」をテーマとした共同プロジェクトから、自分の車を彼に運転してもらうという試みを記録した映像作品も展示します。
今村 遼佑
▼会場情報
会場名|eN arts(エン アーツ)
駐車場|無し
最寄り駅|京阪「祇園四条駅」下車徒歩約10分
GoogleMap|
▼お問い合わせ
問合せ|今村 遼佑
メール|mail@imamuraryosuke.info
詳 細|http://en-arts.com/portfolios/ryosuke_imamura_jp/
▼DMデータ













