中丹地域南丹地域
目次
最新情報
7月30日
■公開しました
■申込みは8月10日(月)10:00から受付け開始
森から視る/考える“工芸とアート”

京都の豊かな自然は、漆芸や木工、陶芸、染織など多彩な工芸文化を育み、私たちの暮らしを支えてきました。木や竹、漆、土といった素材は、森や里山、水の循環の中で育まれ、職人たちの確かな技によって暮らしの道具や美しい作品へと姿を変えます。近年では、こうした伝統的な素材や技術を活かした新たなアート表現にも注目が集まっています。
本プロジェクトでは、中丹・南丹地域のうち、福知山市と京丹波町を舞台に、森とアートに目を向けるさまざまな体験を通して、それらの背景にある自然の恵みや暮らしの営みに触れます。工芸を軸に自然、暮らし、アートのつながりを見つめ直す、アートプロジェクトならではの学びと発見を、ぜひお楽しみください。
地域展開プロジェクトとは
南北に長い京都府の各地域の多様な文化資源をアートの視点から捉え、価値や魅力の再発見によって地域へのまなざしを育むアートプロジェクト。誰もが主体的に文化芸術活動に参加できる環境づくり、シビックプライドの醸成とともに、文化芸術を通じて地域に活力を生み出す好循環の創出を目指しています。
▼開催概要
タイトル|森から視る/考える“工芸とアート”
令和8年度京都府地域展開プロジェクト(中丹・南丹)
期間|2026年9月19日(土)~2027年1月31日(日)
会場|福知山市、京丹波町、京都市 各所
主催|京都:Re-Search実行委員会(京都府、福知山市、京丹波町 ほか)
協力|福知山市丹波生活衣館、福知山市治水記念館、京丹波町ふるさと体験資料館、京都府立須知高等学校
助成|令和8年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業
連携|第43回全国都市緑化フェアin京都丹波記念(公式ウェブサイト)
〈PART1〉森のフィールドワークとワークショップ
「森から視る工芸―素材から道具が生まれるまで―」/京丹波町
ウィードの森(京都府立須知高等学校内 学校林)
工芸は、身近な自然に触れ、「これは何に使えるだろう」と考えることから始まります。本プログラムでは、森を歩き、木や竹などの植物を観察・採集し、その性質を手がかりに道具や暮らしの中での用途を想像しながら「かたち」を立ち上げていきます。自然と人との関わりから生まれるものづくりの過程を体験します。
講師|工藝の森/高室幸子、高室久志
日時|9月19日(土)、20日(日)各日とも10:00~16:00
(雨天の場合は、9月21日(月・祝)、27日(日)に順延)
会場|ウィードの森(京都府立須知高等学校内 学校林)
〒622-0231 京都府船井郡京丹波町豊田下川原166-1【マップ】
対象|小学生以上(低学年は保護者同伴)
定員|各回10名
参加費|500円
申込み方法|要申込み・先着順
タイムテーブル|
10:00~ あいさつ
10:15~12:00 森のフィールドワーク
12:00~13:00 休憩(昼食)
13:00~15:20 ものづくりワークショップ
15:20~16:00 振り返り、終了
※タイムテーブルは変更する場合がございます。
▶申込みフォームはこちら
〈PART2〉展示/ワークショップ/トーク
「町から考えるアート―道具がアートに変わるとき―」/福知山市
新町商店街
漆芸の材料である「丹波漆」と漆搔きの現場で組まれる足場「やぐら」を手がかりに、ものづくりの背景にある環境や営みに目を向け、工芸と暮らしのつながりを探ります。丹波漆を用いたコンテンポラリーアートの作品展示のほか、私たちの暮らしと資源の循環について見つめ直す創作ワークショップやトークイベントを開催します。
アーティスト|UP²/石井潤一郎、梶原瑞生、おーなりりゅうじ、太田恵以
展示「町から考えるアート」
会期|10月24日(土)~11月15日(日) ※木・金・土・日曜日オープン
時間|11:00~16:00
会場|シンマチサイト
〒620-0029 京都府福知山市下新3(新町商店街)旧さいとう家具店【マップ】
入場|無料
出品作品|URUSHI PROJECT≪漆塗りのウルシの木≫ほか
《漆塗りのウルシの枝》 ©URUSHI PROJECT
会期中、次のイベントを開催します。(会場はいずれもシンマチサイト)
◆オープニング交流会
日時|10月24日(土)17:00~19:30
※17:00~ アーティストトークもあります。
【申込み不要・無料】
◆アーティストトーク
福知山市夜久野や大江でのリサーチを重ねてきたUP²のアーティストが、展示やプロジェクトについてお話しします。お気軽にお立ち寄りください。
日時|10月24日(土)17:00~、10月31日(土)14:00~
【申込み不要・無料】
◆ワークショップ「道具がアートに変わるとき」
生活様式の変化によって工芸品の役割やあり方も変化し、自然素材に代わって広く使われるようになったプラスチックに目を向けて創作ワークショップを開催します。日常の生活から出る不要なプラスチックに新たな価値を見出します。
講師|UP²
日時|10月25日(日) ①10:00~12:00 ②14:00~16:00
対象|小学生以上
定員|各回15名
参加費|300円
【要申込み】
タイムテーブル
10:00~10:15/14:00~14:15 あいさつ
10:15~10:40/14:15~14:40 素材の扱いと加工の練習
10:40~11:30/14:40~15:30 自由制作
11:30~12:00/15:30~16:00 作品発表、終了
※タイムテーブルは変更する場合がございます。
◆トークイベント
夜久野でのリサーチをもとに作品を制作するUP2のアーティストやゲストを囲んで、海外での作品制作・発表のプロセスをはじめ、本プロジェクトについて語らいます。
①「グリーンなくらし」
日時: 11月1日(日)14:00~15:30
登壇:UP2、ゲストスピーカー 浅利美鈴(総合地球環境学研究所 副所長・教授)
②「工芸の思考を拡張する」
日時: 11月15日(日)14:00~15:30
登壇:UP2
定員:各回20名
【要申込み・無料】
《漆塗りのウルシの木》 ©URUSHI PROJECT
▶申込みフォームはこちら
〈PART3〉展覧会「森から視る/考える“工芸とアート”(仮)」 /京都市
本展では、森から工芸、アートへのつながりを読み解く作品の展示を通じて、環境と人、生活、アートの循環について考えます。
会期|2027年1月16日(土)~1月31日(日) 予定
会場|THE TERMINAL KYOTO(ザ ターミナル キョウト、京都市内)
※PART3の詳細は後日公開します。
▼講師・アーティストプロフィール
PART1|工藝の森

工藝の「藝」という旧漢字は、人が木の苗を捧げ持って植える姿を表した象形文字だと言われる。私たちはこの文字に、人が何かをつくり出すことの原初的な姿を見る。『工藝の森』とは、植える・育てる・いただく・つくる・つかう・なおすという循環を実践しながら、森の手入れや素材の採集、加工、ものづくりを通じて、素材が生まれる環境と、それを支える人々の営みとの関係性を身体を通して探究する活動の総称である。森を育むこととモノを作ることが一続きに営まれる社会のあり方を探りながら、平安京創設の際に木材を供給した素材の源流ともいえる、京都市京北地域を中心に活動を展開している。
https://www.forest-of-craft.jp/
■高室幸子(たかむろ・さちこ)
©脇田 友
工藝文化キュレーター/工藝の森・一般社団法人パースペクティブ 代表
日本各地の工芸の背景にある物語を紹介するブランドを運営する中で、次第にその“源流”――森や川、風土そのものへと関心を広げていった。その探究は、「文化と自然、そして人が手を動かして何かをつくること」がどのように結びついているのか、という問いへとつながっていく。職人や地域住民への聞き取り、フィールドワーク、素材に働きかけて作る実践を通じて、ものづくりの営みが土地にどのような風景をもたらし、またその風景が人々の暮らしやものづくりをどのように形づくってきたのかを調査する。人が自然素材に働きかけ、ものをつくることの本質的な意味を問う調査活動をベースに、国内外の教育プログラムやレジデンス、展示へと展開している。
■高室久志(たかむろ・ひさし)

木工作家/ダンサー
1976年京都府生まれ。成安造形大学卒業。京都市右京区京北に工房を持ち活動。木の魅力に引き込まれ、木を活かす道を探求。ひとつ一つの木の表情を読み取り形に落とし込む。どんな木にも魅力があると感じ、あまり目を向けられていない魅力を生活の中に取り込むことにも挑戦。
触れるところから動きを生み出し身体で会話するコンタクトインプロビゼーションから着想を得た、触れること・身体感覚に着目した家具も製作。
最近は美術家山本愛子氏との、木に宿る記憶を色と形で残す活動「Kodama’s Memory」を展開。切られて処分されるだけだった思い出のある木を、染色と木工造形でその記憶を形に残す。
PART2|UP2(アップ・トゥー)

UP2の前身であるURUSHI PROJECTは、サイト・スペシフィックなインスタレーションを制作する現代美術作家・石井潤一郎、漆をはじめとする天然資源に対して技法や用途にとどまらない造形的アプローチを試みる漆芸家・おーなりりゅうじ、音楽と記号の再構築に関心を持って活動する梶原瑞生によるアート・コレクティブである。
2020年より京都府福知山市夜久野地域に継承される漆掻きを主題に、自然循環と大量消費社会の関係を問い直す作品制作やリサーチを継続し、国内外で発表してきた。
2026年には、身体表現を通して自己と他者の関係性を探求する太田恵以を新たなメンバーに迎え、UP²(the second phase of URUSHI PROJECT)として活動を開始。インスタレーション、映像、音楽的実践、身体表現、工芸的手法を横断しながら、人間・自然・素材・文化の関係性を再考するプロジェクトを展開している。
https://urushiproject.com/
■石井潤一郎(いしい・じゅんいちろう)

美術作家
1975年福岡生まれ。2004年よりアジア、中東、ヨーロッパの20カ国以上にて作品を制作・発表。異文化や土地の日常に潜む無意識的な感覚や構造に着目し、インスタレーションを中心に制作を行う。移動や他者との関係を通して「文化のスケッチ」を試み、アートを社会とのコミュニケーションの実践として捉えている。
国際展『TashkentAle』(ウズベキスタン、2008・2010)、『第2回モスクワ・ビエンナーレ・フォー・ヤング・アート』(ロシア、2010)、『ARTISTERIUM』(ジョージア、2011・2013)、『ラルナカ・ビエンナーレ』(キプロス、2021・2023・2025)、『チャナッカレ・ビエンナーレ』(トルコ、2007–2008・2024)など、個展、グループ展多数。
また、Künstlerhaus Dortmund(ドイツ)、NCCA Kronstadt(ロシア)、ソウル市立美術館 Nanji Studio(韓国)など、複数のアーティスト・イン・レジデンスにも参加している。現在は上京区にあるKIKA contemporary art spaceを運営し、展覧会企画や国際的な共同制作にも取り組んでいる。
https://junichiroishii.com/
■梶原瑞生(かじはら・みずき)

美術作家
1993年大阪府生まれ、京都市在住。2016年京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)卒業、2020年同大学大学院修士課程修了。西洋クラシック音楽への関心を基点とし、楽譜や演奏行為を身体的体験を通して分解・再構築することで作品を制作している。記号を異なる情報や文脈によって再解釈することで、音楽を通した古典と現代の接続を試み、サウンド、映像、インスタレーションなど多様な手法を用いながら、現代における芸術表現の可能性を探求している。
個展『Not so slow, but not so fast.』(KUNST ARZT/京都、2021)、グループ展『FIELD WORK』(東京都美術館、2020)などに参加。
ARCUS Project(茨城、2022)、Cité internationale des arts(パリ、2021)などのレジデンス・プログラムにも参加している。
https://mizukikajihara.tumblr.com/
■おーなりりゅうじ

漆芸家
現在京都を拠点に制作、教育活動をしている。漆をはじめとする天然資源とその素材の限界に焦点を当てた造形的なアプローチで、現代における漆の技法や用途を見据えた単なる考察だけにとどまらない。
むしろ、自然と人工の境界に存在するコト・モノをいかに作品として昇華するか、漆との出会いによって引き起こされる化学的・人間的な反応を包括的に捉えようとしている。この探求のプロセスは、その土地を読み解き、自然、生物、住人、そしてそれらの集合的記憶を理解しようとすることを目指している。
こうした文脈において、成果としての作品は私たちの現代性との共鳴を生み出すようであり、儚い美しさを捉え、一見不可能な相互作用を明らかにするものである。
https://ryujionari.jp/
■太田恵以(おおた・けい)
美術作家
アメリカと日本を往還した経験とバレエダンサーとしての身体表現を背景に、自己と他者、文化や言語の境界を主題とした制作を行う。絵画、映像、布や木材を用いたインスタレーションなど、多様なメディアを横断しながら、静止と運動、平面と立体、演者と鑑賞者といった固定的な関係性を揺さぶる表現を探求している。アメリカでは移民一世、日本では「帰国子女」というアイデンティティを持つ自身の経験は、作品の重要な出発点となっている。記憶をもとに描く絵画では、具象と抽象、外国人とネイティブ、夢と現実のあいだに生まれる緊張を描き出し、身体性を取り入れた映像やインスタレーションとともに、文化や言語の狭間にある記憶の演劇性を提示している。
https://keiota.com/
▼申込み方法
申込みフォーム、または電話にてお申込みください。PART1・2あわせてのご参加もお待ちしております。
PART1・2ともに8月10日(月)より受付開始【先着順。定員になり次第締切り】
イベント一覧
〈PART1〉「森から視る工芸―素材から道具が生まれるまで―」/京丹波町
◆9月19日(土)、20日(日)/森のフィールドワークとワークショップ
【要申込み・500円】
〈PART2〉「町から考えるアート―道具がアートに変わるとき―」/福知山市
◆10月24日(土)17:00~19:30 /オープニング交流会【申込み不要】
◆10月24日(土)17:00~、10月31日(土)14:00~/アーティストトーク【申込み不要・無料】
◆10月25日(日)①10:00~12:00 ②14:00~16:00/ワークショップ「道具がアートに変わるとき」【要申込み・300円】
◆11月1日(日)14:00~15:30/トークイベント「グリーンなくらし」【要申込み・無料】
◆11月15日(日)14:00~15:30/トークイベント「工芸の思考を拡張する」【要申込み・無料】
▶申込みフォームはこちら
▶電話 075-414-4287(平日9:00-11:30 、13:30-17:00)
問合せ|京都:Re-Search実行委員会(京都府文化芸術課内、担当:髙見澤)
▼会場情報
PART1
会場|ウィードの森(京都府立須知高等学校内 学校林)
住所|〒622-0231 京都府船井郡京丹波町豊田下川原166-1【マップ】
駐車場|有
アクセス|JR園部駅から中京交通バス・停留所「須知高校前」下車すぐ
JR和知駅から京丹波町営バス・停留所「須知高校前」下車すぐ

PART2
会場|シンマチサイト
住所|〒620-0029 京都府福知山市下新3(新町商店街)旧さいとう家具店【マップ】
駐車場|有「福知山城公園観光駐車場」、「福知山市役所駐車場(有料)」
最寄り駅|JR福知山駅
アクセス|JR福知山駅北口より徒歩約15分

※PART3の会場情報は後日公開します。
▼お問合せ
問合せ|京都:Re-Search実行委員会(京都府文化芸術課、担当:髙見澤)
電話|075-414-4287(平日9:00-11:30 、13:30-17:00)
メール|soudan.bungei@pref.kyoto.lg.jp












